頂戴したレビューは10月18日の試作版での試聴会と、11月16日の製品版での試聴会のレビューになります。レビュー紹介は一部だけご紹介させていただいていております。全文はこちらからご覧ください。
“ 初の16センチ同軸2wayユニット採用のBHBSはすごかった!”
ご視聴機種製品版
Z1000-Potenza/Z702-Potenza
今回は何時もにも増して長くなってしまいました。最初におことわりさせて頂きます。
「音工房Z初の16センチ同軸2wayユニット採用に加え、初のマルチウエイへのBHBS構造を適用したシステムになります。」とのことで、Z1000(Z702)-Potenza 完成試聴会にお邪魔しました。前回の試作版も伺っていますので、そちらのレビューをお読みいただいてからの方が内容が掴み易いかもしれません。今回は、完成品、キット、前回の試作品(ダブルバスレフに近いBHBS)の3機種で、デモは完成品のみでした。その後各自の個人試聴と云ういつもの流れです。13時からの部は2人のみでしたので、1人20分ほどじっくり試聴できました。
最初に結論を言うと久しぶり?の音工房Zらしい音でした。低域モリモリでサブウーファー無しでも十分な低域+同軸型2ウェイの高域と、上下?に伸びているため非常にワイドレンジな仕上がりでした。うっかり最後まで用意していていただいていたスーパーツイーターを追加してもらうのを忘れてしまったほどです。さすがに16cmウーファー+BHBSは低域の圧がすごかったです。16cmはZ1000(Z701)-FE168SSHP 以来で暫くぶりに聴きましたが、迫力は10cmまでのユニットでは聴くことができないものでした。小型ユニットの繊細な音も捨てがたいものがありますので、曲によって使い分けるのがベターですね。同軸型ユニットの特性と点音源を考慮した面取りバッフル(完成品のみ)などのため大味な音ではなく、解像度の高い定位とTangbandの高級ユニットに共通する艶っぽい音色が楽しめます。フルレンジと比べてもネットワークに時間を割いた効果が現れていて自然な繋がりです。但し、いじれる要素も多いので設定によって好みが分かれそうですが、自分好みの音に仕上げる楽しみと考えればこれはメリットと考えていいのではと思います。
Z1000(Z701)-FE168SSHP と比べるとBHBSの音道が短いこととユニット自体の差もあってか癖のない素直な音で、ハイエンドの音を目指したというだけのことはありました。最近のモデルZ703-FF125WK、Sienaは音工房Zの音としては大人し目に感じましたが、これはB&W805D3 をターゲットに開発された点や繊細な音を想定した点が影響したのだと思いますが、やはり今回のPotenzaを聴くと音工房Zの音はこっちかなと再認識しました。
続きの全文はこちらより。
“ 貴婦人の音色!”
ご視聴機種製品版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
2025年11月16日(日曜日)16:00の試聴会に、いつも一緒に行くZ仲間と参加させて頂きました。
今回のZ1000-Potenza/Z702-Potenzaは共に大きな差は感じなれず、上質な気品ある音でした。
今までの、Fostexシリーズの荒々しい音や、メリハリのあるパンパンと言う音ではなく、滑らかな上品な気品のある音、一言で言うと「貴婦人の音色」とでも表現致しましょうか、上質な音でした。全体的な纏まりがあり、ズ~っと聞いていても聞き疲れせず、いつまでも慕っていたい感じです。特にソースとしては、クラッシ系の楽器が多く交わるものが良いと思いました。少々辛口を言わせて頂くと、ボーカルが霞んでしまう感じが致しました。
これは、完成品、キット共に感じられました。
右側3番のバフレスの長さと音道が少し違うというものは、音が少し安っぽい感じが致しました。体として「さすが音工房!」と言うところです。私は、オーディオの世界は「お金の掛かる物」と思っていました。ところが音楽之友社 発刊 「stereo」誌 2012年1月号の付録でビックリすることがありました。
それは、ラックスマンとのコラボでLXA-OT1という出力たった5wのデジタルアンプ(添付写真2段積みの上の物)が付録でした。確か4,000円前後だったと思います。写真添付しました。本音バカにしてました。
私はJBLのStage A190と言う、定額のスピーカーですが、まがりにも250wのスピーカーに繋いで見ました。ななな何と!とんでもなく良い音が・・・すかさずもう一冊購入!片チャンネルづつシングルにしようと思い思いました。
それから数年後、現在Z仲間の知人にオーディオが好きだと言うので1冊あげました。ハマリました!
そして音工房Zさんをホームページで知りました。
試しにヤフオクでZ700-EΣバックロードホーン(倉庫内の写真添付)を落札!ハマリました!こうして友人と2人は音工房Zオタクになりました。ほぼ全部の試聴会や数々のZスピーカーを購入し、特に友人の家はZだらけの状況です。私の家がZだらけでないのは製作をサボっているからです。音に立ち向かう大山代表の執念と理念と努力は、あの長岡鉄男氏を凌ぐものと言っても過言ではないと確信しております。
その後、いかにお金を掛けないで良い音が出せるかと、あらゆるジャンル(アンプ・スピーカー・プレイヤー等)も模索した結果、我が家には「高級ブランド」なるオーディオ機器はなくなりました。
ちなみにCDプレイヤーは、ヤフオクで落札した昔のPioneerのDV-610AVというDVDプレイヤー10,000円とstereo誌付録の真空管+デジタルのハイブリッドアンプ19,800円と交互に使うthomann S-100mk2の39,800円です。スピーカーケーブルは通信ケーブル用のAE線で200m巻き12,800円です。かなり良い音が出てると、私は思っております。なぜそんな機材かと言うと、興味あり方はネットで調べてみて下さい。特にパイオニアDV-610AVは140万円もしたGOLDMUND EIDOS 20Aにパイオニアが610AVの基盤を提供していたものです。
皆さんも評論家や価格に騙されず、音工房さんのような紳士に音を追及するスピーカーを是非聞いてみて下さい。
来年中に、今まで購入したZシリーズを並べて、ソースや機材の自由持ち込みOKで音工房Zミュージアムを板橋区小豆沢に開設しようと思っております。勿論、大山様の承諾を得られてからですが・・・
最後に私は音工房Z様の回し者ではございません(笑)
“ しっかりと崩れない音”
ご視聴機種製品版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
低音のパワーを重視した音源を聴かせていただきましたが、音量だけでなく、けして崩れずもやつかない明確な音調に感心しました。インバル・フランクフルトのマーラー5番の1・2楽章の冒頭部分素晴らしかったです。スリーブラインドマイスの山本剛のミッドナイトシュガー、ミスティ、鈴木勲のアクアマリーンもベースの音がしっかりと再生されていました。BHBSの効果と存じます。
完成品、キット、試作品の比較ですが、試作品はやや軽く、抜けの良い音がするように感じました。完成品とキットの違いはよくわかりませんでした。ただ、横に3台並べている状態での試聴で、わたくしは、試作品左右の中央の場所であったので、完成品・キットとはセンターがずれた状態で聴いていたことになるので、正確な評価は難しかったです。
中・高域に関しては、きつさの目立たない音と感じましたが、バイオリン等の弦楽器主体の音源を再生してみれば、印象は違ったかもしれません。そのような音源を持っていけばよかったと思います。また、ツイーターを付けた状態での試聴が、時間の関係でできなかったのも、残念でした。
なお、キットに関して、完成品のような面取りをしたバッフル版を有料のオプションで用意していただければ、最高です。
“ 同軸2WAYユニットの造形が綺麗”
ご視聴機種製品版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
音工房Zさんでご用意された試聴曲、他のご参加者の音源、持参した音源での感想。
・イーグルス/ホテルカリフォルニア イントロのバスドラは十分な低音が出ていました。
・FOURPLAY/チャント イントロのフロアタムの響きに違和感がありました。
・P.I.チャイコフスキー/祝典序曲「1812年」 大砲の部分ですが、これまで試聴したモデルはほぼ割れていましたが、破綻なく再生していました。
・竹内まりや/告白 中低音が出すぎていて、ボーカルにかぶっていてました。
・ダイアナクラーク/カリフォルニアドリーム この楽曲に関しては違和感なく聴くことができました。
総評:BHBSのエンクロージャーの設計に長けているので100Hz以下に関してはなだらかに減衰、十分な量感があります。全帯域中で中低域の200-300Hz付近に山があるので、主旋律のボーカル、メロディ楽器がマスクされる傾向があります。また2-3KHzあたりに、位相の乱れと思われる詰まった様に感じる部分がありました。ここはネットワークの調整で解消できるのではと思いました
“ 音工房さんの“こだわり”に、同じ“音へのこだわり”を持つ一人として心から共感しました。”
ご視聴機種試作版
Z1000-Potenza/Z702-Potenza
私は神戸在住の“音好き”です。幼いころから機械いじりや模型・電子工作が大好きで、30歳で視覚に障害を負ってからは、なおさら音の世界に惹かれてきました。見えない代わりに、耳で空間や質感を捉える楽しさがあります。
今でもモノづくりは大好きで、音工房さんのキット組み立ても簡単なものは自分で作ります。過去に2機種のキットを購入しましたが、最近は完成品を買っています。やはり完成品の仕上がりは最高です。
フィールドレコーディングも趣味で、今回の試聴会には自分で録ったバイノーラル録音による音源(DPA 4060、192kHz・32bit float)を持参しました。貨物列車の通過音や花火大会の録音は、私にとって“低域の瞬発力”や“空気感”を聴きたいソースです。
まず前提として、音工房さんの「音へのこだわり」に強く共感しています。私も音に関してはうるさい方ですが、その“うるささ”が嬉しくなるくらい、開発途中の試作機でも真剣勝負の音づくりを感じました。以下、感じたことを率直に書きます。
■(1)(2)の音の感想(同軸2way)
二つを聴き比べると、(1)は高域の伸びと輝きがはっきり。私の花火の録音で、火薬が弾けた直後の“シュッ”とした細い成分や、夜気の微かなざわめきが気持ちよく浮かび上がりました。低域は(1)(2)ともに量感・沈み込みとも十分で、貨物列車の車輪が継ぎ目を踏む「ドン」という衝撃の輪郭も崩れません。
一方で、中域の素材感やボーカルの厚みは(2)に軍配。ボーカル主体のソースでは(2)の方が滑らかで、声が前へ出過ぎず楽器と自然に溶け合う印象でした。結論として、ソースにより好みが分かれるタイプ。(1)は“キラッとした煌めき”や空気感を積極的に聴きたい時に良く、(2)は歌や中域の密度を安心して楽しめました。
■試聴会全体の印象
開発中のスピーカーを“今の段階の音”で聴けるのは本当に楽しいです。しかも、自分の音源を持ち込んで多様な耳で共有できるのは貴重な機会。試聴後にスピーカーを触らせていただけたのも大変ありがたく、外観やユニット配置、筐体のエッジ処理まで触覚で理解できて、音との結び付きが深まりました。
一点だけ気になったのは、4台を横並びにして切り替える方式だと、リスニングポジションによって定位が左右いずれかに偏りやすいこと。中央で聴ければ理想ですが、並列比較の運営上むずかしいのも理解しています。もし可能なら、同カテゴリ(同軸/次期Z800)内での“中央位置A-B切り替え”の時間を少し長めに確保していただけると、差の判定がより確かになると思います。デモ用のリファレンス音源に、同じフレーズが短周期で繰り返されるトラックがあると、切り替え判定がさらにしやすいとも感じました。
遠方に住んでいるため頻繁には参加できませんが、機会があればまたぜひ伺いたいです。音工房さんの“こだわり”に、同じ“音へのこだわり”を持つ一人として心から共感しました。素晴らしい試聴機会をありがとうございました。
“ 思った以上の美音にびっくり!!”
ご視聴機種試作版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
試聴スピーカー:【(1),(2): 同軸2way、(3),(4):次期Z800】
(1)(2)は同軸2wayのBHBSでネットワークが異なる、(3)(4)はバスレフで2wayのユニットが両方異なるということでした。今回初参加でした。最初に音工房Zさんの音源、その後それぞれ持ち寄った音源で試聴させて頂きました。
私は木住野佳子を聴かせて頂きましたが、参加者の好みが分かれていてJAZZ, クラシック, 女性ボーカルといろいろなジャンルの音楽を聴くことが出来ました。
試聴会はとても良かったのですが、欠点は視聴時間が1時間と短かったことです。遠路はるばる?
でもないですが、音工房Zさんに伺ったので、最低でも2時間くらいは試聴させて頂きたかったです。
それではそれぞれのスピーカーの感想です。
(1)(2)はとてもキラキラしてきれいな高音でした。BHBSで低音も良く出ており、音域が広い感じを受けました。
(1)は中音域が物足りない感じで、(2)は中音域もしっかり出ており好印象でした。
(3)(4)は通常の2wayバスレフですが、(4)の低音は素晴らしかったです。小さい箱のわりにダンピングの効いた低音がしっかり出ていました。併せて(1)(2)のキラキラ感は無いですが、繊細な高音が出ており、弦楽器がとても艶やかに聞こえました。女性ボーカルはまろやか過ぎて私の好みではありませんでした。
(3)は良くも悪くも普通のバスレフで、音域は狭いですが長時間聞いても聴き疲れしない音でした。
サックス、女性ボーカルは(2)、ピアノは(2)と(4)、弦楽器は(4)が私の好みでした。
打楽器や電子楽器は(4)が良いのでは無いでしょうか。
個人的にはバックロードホーンの音が好きなので(2)がベストでした。
また機会があれば参加させて頂きたいと思います。
“ 今回盛り過ぎです。厳しかったです。しかし音は期待通り。”
ご視聴機種試作版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
■試聴会全体の印象
ご感想をいただけますと幸いです。
とのことで順番に書いていきたいと思います。その前に一言申し上げたいことがあります。今回盛り過ぎです。なるべくたくさんの感想(情報)を集めたいと云う思いは分かりますが、全く初めての得体のしれない、もとい情報のほとんどないスピーカーを4台短時間に評価して下さい、と言われても庶民の耳では差を見極めるまでには程遠いです。せめて(1)(2)の音の感想(同軸2way)のみにして頂きたかったと思います。また、余分な先入観を取り除きたいと云うことだと思いますが、いつも試聴前の安達さんの商品説明は少ないですが、今回はほとんど説明なしで更にデモ試聴も無くいきなりの個人試聴に入りますとのことでした。幸い?我々の回は1名欠席されたので最初にデモ試聴を急遽やって頂けましたので多少は傾向を掴めました。試聴時間は1人6分ですので、割ると1台1分30秒これで評価を下さなければならないと云うのは厳しかったです。
さて、言い訳はこの辺にして私の感想に入ります。
■(1)(2)の音の感想(同軸2way)
さて、今回試聴機はMDFの試作品で容積は24L、音工房としては比較的大型のブックシェルフ型BHBSです。(1)(2)で内部構造、ネットワークが違うので音はかなり違います。借り物のCDですが、何時ものイーグルスホテルカリフォルニアライブ版から試聴しました。最初一番右端で聴いていた時は(2)の方が音が前に出ているように感じましたが、中央で試聴すると(1)の方が奥行き感あり躍動感を感じました。(2)の方は広がり感はありますが私は空間表現に勝る(1)の方の音が気に入りました。但し、差はあまりなくソースによっては評価が逆転する可能性があります。低域から高域まで過不足なく、同軸のためか定位は流石に良く2wayの繋がりも全く気になりません。ネットワークも違うとのことなので(3)(4)は無しで、箱の内部構造違いとネットワーク違いの4台で比較できたらもっと深く探れたのにと残念に思います。もし、MDFとバーチの比較試聴会をやられることが有れば、ネットワーク違いの差のみも試聴したく要望しておきます。2曲目は低音を比べるため鬼太鼓座のCDを借りました。太鼓の音は直接音の鋭さを比較するのに一番差が出ると思います。弦楽器などの場合響きが邪魔して差が分かり難くなると思います。太鼓の音をリアルに再現できるスピーカーが生音に近いスピーカーと感じます。特に低音の大太鼓は小型ユニットではなかなか再生が難しいジャンルではないでしょうか。さて結果は、私には低域は差が分かりませんでした。2台とも甲乙つけ難いと云った仕上がりで、どちらの箱が良いかは中高音の好みで賛否が分かれると思いました。一応、挙手は(1)にしましたが別の曲なら(2)の方に挙手していたかもしれません。次の(3)(4)を聴いて思いましたが、こちらの箱もBergamoのようにバッフルに大きな面取り加工を加えると更に良くなるのではと思います。
“ スピーカー、楽曲聴き比べ面白かった!”
ご視聴機種試作版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
[同軸2way①②.次期Z800③④]
田舎に住んでいるのでなかなか試作機の試聴などの機会がなくていい体験をさせて頂きました。
①と③は同じような傾向で音がまとまっていて長く聞いていても疲れない感じがしました。
②と④はクリアーで溌剌としていると感じました、特に②が気に入りました。
またこの様な機会がありました参加したいと思います。
“ 耳には自信無いがとにかく行ってみようだったがやはりそれなりに良い音”
ご視聴機種試作版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
派手な色彩の同軸2wayが(1)(2),次期Z800が(3)(4)左右に1セットずつ後ろにはZ103パネル手前には数多くのネットワーク部品。私の耳歴?は2021ある通販の追加品探しでFE166NVを買いHCで板切って自作、アンプはF社小型品で再開。2024安達大山氏のブログ読むようになり急進した初心者。
自分の持って行った音源よりむしろ標準のものや他者のもので差が感じられた。(3)より(4)、(1)より(2)が音が広く感じられた。アンプもいいしすべていい音出ているがやはり比較すると(4)がよりよく(3)は少しつまる感じ(1)(2)では(2)がややいい感じだがZ800次期にはおよばない感じ。
でもソースにより(4)はゆるゆるで他の方がしまった良い感じのこともあった。すべて全くかわらないソースもあった。心配なのはそれぞれのお値段かも知れません。
“ 私のような爺さんでも参考になれば好いですね楽しかったです。”
ご視聴機種試作版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
(1)(2)同じユニットでツイータの振動板は、ALかチタン製ではないかと推測した次第です。1,2共に同じ音調でしたが(1)の方が中域が立っている様で弦楽器等結構きれいに出ている様です(ツイータ依存、分解能が良い)(2)の音調は中域が滑らかでしたクロスオーバー周波数の違いと低域の出し方若干違うようでした。(2)の方が歪が少ない様にも聞こえた。
試聴会、不思議とオーデオは圧倒的に男性が多いようです。私のような爺さんでも参考になれば好いですね楽しかったです。
試聴時間を少し長めにほしいです、追、DECCA、UCCS-50099、サイトウ・キネン・オーケストラ 指揮:小沢征爾の幻想交響曲第5番の中で鐘の 音と大太鼓の動き及び大音量時の音のばらけ、小音量時のささやくような楽器の音が聞 こえるか見えるか(3)で聞いてみたかったです。(第5番は9分57秒です)
“ 音の良さに驚きました。”
ご視聴機種試作版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
2025年10月18日実施の同軸2wayおよび次期Z800の試聴会に参加させていただきました。
音工房Z様の試聴会への参加および御社のスピーカーを聴くのは初めてでした。小型スピーカーであることから、どの程度低音を感じることができるのか、御社のスピーカーから一体どのような音が出てくるのか期待と不安の中で参加しました。
以下、とりとめもなく長文となりますことご容赦いただければと思います。
御社からのメッセージやお客様からのポジティブなレビューをずっと読んできてはいたのですが、前日に東京インターナショナルオーディオショウに参加して「何百万円もするスピーカーなのにそんなに良い音とは思えないな・・・」という体験をしていたこともあり、どうしても半信半疑というのが正直ななところでした。しかし、百聞は一見にしかず、というのがまさに本日の体験でした。一聴して感じたのはこんな小さなスピーカーからこんなすごい音が出るのか!?という驚きでした。現有のスピーカー(NS-1000M)よりも情報量が多く、低音の量感も十分感じられ、音楽全体としても楽しく聴くことができるスピーカーだな、と思いました。
以下は、本日試聴したスピーカーに関する少し詳しい感想です。
同軸2wayの2つは、次期Z800と比べて高域がきれいに出ていると感じました。ただ、ソースによっては若干高域がうるさく感じることがありました(スピーカー1の方)。スピーカー2の方が低音から高音までバランスよく出ていて、どのソースでも聴きやすく感じました。低音は、いずれの同軸もしっかり出ていたと思います。ぼやけることなくこれだけの量感ある低音を感じることができるのは驚きました。いずれの同軸も音場感というのでしょうか、ライブ音源での会場のざわつきや、クラシックで音がホールに広がっていく様子をリアルに感じることができました。
同軸2wayと比べると次期Z800は、良く言えば落ち着いた音でしたが、ともすると音がこもりがちだと思いました(特にスピーカー3)。ライブ感やホールの様子も同軸の方がよく出ていると感じました。
私はピアノが好きなのですが、次期Z800のピアノの音はぼやけたように聞こえ、特にスピーカー3の方はソースによってはこもったアップライトピアノのように聞こえることがあると思いました。同軸の方は一音一音がはっきりと聞こえていたのでこちらの方が好みでした。低音はいずれの次期Z800もぼやけることなく出ていたと思いますが、スピーカー4の方が量感が感じられ好みでした。
本日は2つのカテゴリー(同軸2way、次期Z800)で合計4台のスピーカーを試聴することができましたが、キャラクターが結構異なることに驚かされました。概ねスピーカー2が好みだと思ったのですが、ソースによって結構判定が変わることがあるのが面白くもあり、悩ましいところでした。
これまで、経験としては少ないながらも数十万円から数百万円するスピーカーを試聴したことはありました。現有のスピーカーよりも情報量が多いし良い音だな、と思うことはありましたが、自分でそれだけのお金を出して買いますか?と言われると、そこまでの価値を見出すことはできませんでした(中途半端なものを買うよりも今のスピーカーをとことんいじった方が楽しそうですし・・・)。けれども、今回試聴した音工房Zの単純に「欲しい」と思いました。特に自作できるのであれば遊ぶ要素が増えるしお財布にも優しいのですからなおさらです。
短い時間でしたがかけがえのない経験をすることができました。このような機会をいただいたこと、本当に感謝いたします。
なお、今回視聴させていただいた私のソースは以下のとおりです。
1.VIVALDI 協奏曲集「四季」より第4番「冬」
アイオナ・ブラウン(指揮とヴァイオリン)
アカデミー室内管弦楽団
1979年録音、PHILIPS
2.モーツァルト ピアノ協奏曲第13番 第2楽章
内田光子(ピアノ)、ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管弦楽団
1987年録音、PHILIPS
3.サン=サーンス: ヴァイオリン協奏曲 第3番 第3楽章
Julian Rachlin (violin)
Zubin Mehta指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
1991年録音、SONY classica
“ 価格に対してパフォーマンスがとても良いと思います。”
ご視聴機種試作版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
価格に対してパフォーマンスがとても良いと思います。
音の解像度がとてもよくしっかり出ていました。
1と3は音が少しタイト目で、2、4は広がりがあるなと思いましたが。好みかもしれません。1と2は点音源で音が明瞭なので、1の方が合うかな? 3-4は2wayですし迫力と音像が広く感じる4の方が好きかなと思いました。
“ 華やかな楽器のような同軸と端正なモニターのような2ウェイ”
ご視聴機種試作版 Z1000-Potenza/Z702-Potenza
回は試作中の2種類の視聴をしました。同軸16㎝のユニットを使った2種類(1と2)と、16㎝ウーファーとツイーター構成の2ウェイ(見た目はZ800-FW168HRのよう)の2種類(3と4)で計4種類を試聴しました。
まず、同軸の方は2ウェイに比べてとても華やかな印象で、中高音が前に出てくる印象でした。特に弦楽器の倍音が美しく聞こえました。これでモーツァルトを聞いたらきっと気持ちよい音として聞こえるだろうと想像してしまいました。また、女性ボーカルも声が前に出てきて伴奏から浮き上がって聞こえました。低音の違いを比べると1は比較的すっきりした低音が出ていたのですが、2では量感はあるものの切れが悪いように感じました。どちらも中高音と低音とのつながりにやや違和感を感じました。
次に2ウェイは同軸に比べておとなしい(地味に聞こえる?)音ですが、よく聞いてみるとソースに入っている音を丁寧に再現しているという印象でした。これは長時間聞いていても飽きず,疲れない音と感じました。3は比較的素直な低音に対して4の低音は最低域に力強さはあるものの、急な制動に対して残響音の残り方(音のキレ?)が気になりました。ボーカルも3に比べて4の方が残響の多いホールの遠いところで聞いたように聞こえました。
訂正 2点
(1)(2) 同軸 → 同軸2way
(3)(4) 2ウェイ → 次期Z800
追加 試聴会の印象
各自持ち寄りのCDの聞き比べはそのままでいいのですが、
音工房Zさんで用意されるデモ用音源は
同じようなフレーズを繰り返す曲を準備していただけると
ありがたいです。
同じメロディーや楽器を繰り返した中で別スピーカーに切り替えて
聞き比べないと比較がやや困難になることに気が付きました。